バリアフリーリフォームの前に知っておくべきポイント

どうも京阪綾匠広報担当の小山です!本日はバリアフリーにするためのリフォームならではの特徴やメリットを知っておきましょう。

■安心・安全に暮らすためのバリアフリー
バリアフリーリフォームの目的は、高齢者や怪我や病気の方が安全に快適に過ごせる環境を作ることです。

例えば階段に手すりをつけることで家庭内の事故のリスクを抑えることができます。厚生労働省の調査によると、高齢者が救急搬送される原因で最も多いのが転倒や転落です。その事故の原因の8割を占めていて、そのうちの半数以上が自宅などで起こっているそうです。
日常生活での体への負担を減らし、事故が起こらないためにバリアフリーリフォームをして、安全に暮らせる環境を整えるといいでしょう。


<部分的なリフォームも可能>
バリアフリーリフォームをするにはかなりの予算がかかってしまうと思っていませんか?実はバリアフリーのリフォームと言っても数万円から1,000万円を超えるものまで幅広く、工事内容も多岐にわたります。
住宅全体のバリアフリー化は費用が多くかかりますが、必要な部分だけリフォームを行い、費用を抑える方法もあります。
手すりの設置のみの場合だと数万円の費用でリフォームができて、なおかつ工期も1日で完成することもあります。
バリアフリーリフォームを検討する際は、段階的に工事していくことも出来ますし、玄関や階段、トイレ、お風呂など、その方の使用頻度の高い場所や不安を感じる場所を中心に、予算や必要性に応じてリフォームする場所を決めていきましょう。

<バリアフリーリフォームができる場所と費用の目安>
ではバリアフリーリフォームができる場所と費用の目安を見ていきましょう。
●手すりの設置 (3万円〜)
多くの高齢者の方が必要性を感じているのは手すりの設置です。
玄関や階段などの段差部分や、立ったり座ったりする場所に手すりがあれば、移動がしやすくなり転倒・事故防止につながります。
設置のポイントは、使用者の背丈や動きに合わせて取り付けることです。手すりの太さ、位置に配慮し使いやすいのか、しっかり握れるのかを確認して選びましょう。このあたりは業者の方と相談しながら決めていくといいでしょう。
手すりの設置は、比較的行いやすいリフォームでもあり、手すり1本であれば数万円から工事が可能です。
●段差の解消 (3万円〜15万円前後)
高齢者が転倒しやすい箇所として家の中にある段差が挙げられます。バリアフリーリフォームによって、段差にスロープにしたり、床の高さを上げて均一にするなどのリフォームを行えば、段差の解消ができます。特に車イス生活になった場合には必須となってきます。
段差の解消をする際の費用は、段差の数や施工方法によりますが、部屋間の段差であれば3万円から15万円前後が目安です。
●ドアの変更 (5万円〜60万円前後)
意外と盲点なのがドアのリフォームです。普通に生活をしていると気になることは少ないですが、車椅子にとっては移動の負担やストレスになりがちです。ドアを変更するだけで、移動がスムーズになり体への負担も減らせます。
室内ドアで一般的なのは開き戸ですが、開閉時に前後のスペースが必要で、ドアが通行の妨げになりやすいデメリットがあります。一方、引き戸は場所をとることなく開閉できるため、車椅子でも利用しやすく、開閉時にドアにぶつかることもありません。
ドアの変更費用は室内、玄関、トイレなど場所によって大きく異なりますが、5万円から60万円前後と考えてもいいでしょう。
●住宅設備の入れ替え(10万円〜150万円前後)
トイレやキッチン、お風呂などの設備を入れ替えることでも、安全性や利便性が高まります。
例えば浴室にも手すりをつけることで転倒防止、座る時の負担の軽減などの効果があります。また浴槽に高さがある場合は、入浴しづらいものがあるので浴槽を変えることも。

浴槽の高さが低めで、さらに暖房設備付きの浴室に変更すれば、ヒートショックのリスクも軽減でき、入浴時の体への負担も大きく下げられます。
キッチンは高さを少し低いものにすると立ち作業が楽になります。状況や住んでいる方の背の高さに合わせてリフォームを検討していきましょう。トイレは10~40万円前後、キッチンは100~150万円前後、お風呂で50~150万円前後を目安に考えておきましょう。
●間取りの変更 (10万円〜300万円前後)
費用がかかってしまうところが難点ですが、間取りの変更もリフォームを検討するべきポイントです。
廊下やトイレ、リビングなど広くすることで車イスでも使いやすいようにリフォームするなど、現状のの間取りから快適に過ごすために間取りを変更することも可能です。専門的な知識も必要になるので業者にどんなことで困っているか相談して、間取り変更のプランを立ててもらいましょう。
ポイントとしては生活動線を可能な限り短くし、広めに少し余裕のあるスペースを設けることで生活しやすくなります。
間取りの変更は、間仕切りを設置するようなものから、壁を潰して全体を大きく変えるものまで幅広く、規模によって10万円から300万円前後の費用がかかります。

■バリアフリーリフォームに使える補助金
バリアフリーリフォームには、支援制度や補助金があります。条件を満たしている方は、費用の負担が軽減されるため、よく確認しておきましょう。
介護保険の住宅改修支援制度
「要介護」もしくは「要支援」の認定を受けている場合、リフォーム費用が一部支給されることがあります。
対象は手すりの取り付けや段差の解消、床材やドアの変更など、自宅で安心して暮らすために必要な工事です。対象工事費用20万円を上限に、自己負担額を除いて最大9割の18万円が支給されます。
ただし、希望するリフォームのすべてが対象ではなく、ケアマネージャーなどに事前に相談して必要だと判断されたものに限られます。着工前に改修プランや目的を明記した申請書の提出が必要な点にも注意しておきましょう。
【対象となるバリアフリーリフォームの種類】
1.手すりの設置
2.段差の解消
3.滑りの防止や移動の円滑化のための床材変更
4.ドアの付け替え
5.トイレの取り替え
6.その他1~5に付帯して必要となる住宅改修(壁の補強、スロープ設置にともなう転落防止柵の設置など)
また、補助金ではありませんが、減税制度もあります。
対象のバリアフリー改修工事を行うことで、所得税や固定資産税が減額されるという制度です。
詳しくは国土交通省のHPをご覧ください。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000027.html

いかがでしょうか?もしもあなたの家に高齢者や病気の方がいらっしゃって、バリアフリーリフォームをしていない場合はこの機に検討してみてください。もちろん京阪綾匠では病院での手すりの取り付け工事や補修工事なども施工しておりますのでぜひ一度ご相談ください。

枚方 八幡 で リフォーム するなら 京阪綾匠 まで!

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