古い家をリフォームする時の注意するべきポイント
どうも京阪綾匠広報の小山です!最近は新築を購入するのではなく、古民家をリフォームしたり、少し都心部から離れた場所に中古の戸建を購入してリフォームするという方がかなり増えています。本日は古い家を購入してリフォームする際の注意するべきポイントを書いていきたいと思います。
■古い家でありがちな問題
・家の歪みと耐震性
古い木造家屋の場合、現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。また外から見えない部分の腐食やシロアリの被害で重心がずれていることも考えられます。一度発生した歪みは、ずれた重心を軸にさらに悪化していきます。
・防音性と断熱性
家の防音性は住み心地と密接に関係しています。防音性を高めるということは気密性を高めることに繋がり、結果として断熱性が高まることになります。
古い戸建ての場合、アパートやマンションに比べて防音性が低く、同時に断熱性も十分ではないため、どこからか隙間風が入り込んだり、床が冷えるといったトラブルがあります。
・見えない部分の老朽化
水回りは水漏れや湿度の影響で腐食が進行しやすい場所です。古い家の浴室はタイル張りが多いので、ヒビの入った箇所から水漏れを起こし、基礎が傷みやすい状態となります。
シロアリは湿気があって暗い場所を好むので、床下などをチェックした時に虫食いの部分があればそれ以外にも食われている可能性があります。
■古い家をリフォームするときの注意点
古い家をリフォームする際に注意したい点は大きく3つ。
・補修箇所が多いと高額になることがある
当たり前かもしれませんが、リフォーム箇所が増えると費用はそれだけかかってしまいます。特に耐震補強工事はリフォームのなかでも費用が高額になります。どこまで残してどこまで新しくするか、予算を確認しながら検討しましょう。
・間取りの変更
全て希望通りにリフォームできるかというとできない場合があります。壁全体で家を支える構造の場合、窓を設置すると家の強度が下がってしまったりして変更できない場合があります。柱を無くすということも同じ理由で、間取り変更できない場合があります。間取り変更や開口部分の増設を希望する場合は、必ず業者と相談して安全上の構造に問題がないかを確認するようにしましょう。
・電気の配線や水道の配管の交換
近年のリフォームは安全性の高いオール電化への変更が人気です。
古い家をオール電化にリフォームする場合、高電圧設備が使用できる環境が整っていないので、電気配線の工事などが必要になります。老朽化によって古い電気配線が漏電を起こす危険性があるので、高電圧設備を導入しない場合でも交換するほうが望ましいでしょう。
水回りの増設にともない、配管も新しく取り換えたほうが良いでしょう。最新の水回りを使用する際、水圧が高くなる可能性があるので、古いままの吸引管では対応しきれなくなります。また古い配管も水漏れを起こすかもしれないので、配管も一緒に交換しておくのがおすすめです。
■古い家をリフォームするメリット
・自分好みに変えられる
古い日本家屋には独特の雰囲気があるので、建て替えて新しくすると趣や思い出が消えるようで嫌だと思う方もいるでしょう。リフォームであれば、躯体や外観を残せるので、古い家の趣と新しい設備の快適さを両方とも手に入れることができます。
・固定資産税が上がりにくい
建て替えは、建物が新しくなるため固定資産税が上がります。リフォームの場合、小規模であれば固定資産税は上がりません。大規模リフォームをした場合でも、住宅の価値が上がる工事を行ったときだけ固定資産税が増えます。
・面倒な手続きが不要
建て替えを行うと建築確認申請や登記手続きなどが必要になります。手続きには時間やお金がかかりますので、面倒なことを避けたいという場合はリフォームがおすすめです。
■リフォームの内容と種類
古い家でよく行われるリフォームの種類をご紹介します。
<キッチンリフォーム>
キッチンリフォームでは、キッチンを新しくするだけであれば1週間程度で終わりますが、場所変更や配管工事などが必要になると2週間以上かかり、費用も高くなります。
<浴室リフォーム>
以前にも紹介しておりますが、在来工法からユニットバスにリフォームする場合は90万~120万円が相場となります。工期は1週間~10日ほどかかります。既存ユニットバスを新しいユニットバスにリフォームする場合は80万~100万円が相場で、工期は3~5日ほどかかります。
<トイレリフォーム>
汲み取り式から水洗トイレへのリフォームは80万~100万円が相場です。水洗トイレのトイレ交換リフォームであれば10万〜50万円程度でできることもあります。和式から洋式へのリフォームは費用が高額になります。早ければ1日で完成しますが、手洗い場の設置などをする場合は1週間ほどかかることがあります。
<洗面台リフォーム>
10万~30万円が相場です。あまり撤去するものがないため、洗面台のリフォームは短ければ1日、長くても1週間くらいで完成することが多くなっています。
<屋根リフォーム>
屋根のリフォームは屋根の種類によって様々です。屋根塗装であれば40万〜80万程度。
重ね葺き80万〜120万程度。葺き替え60万〜200万程度と、種類によって変わるので屋根の状況を業者に見てもらって見積もりをもらうようにしましょう。また天候によって工期が延びることもあり、短ければ1週間、長ければ1ヶ月ほどかかります。
<外壁リフォーム>
戸建の2階建ての外壁をサイディング材にする場合、必要となる費用は100~400万円が相場です。これはサイディング材の種類や足場の有無、施工面積によって変動するからです。工期は10~30日くらいで完成しますが、天候によって延びることもあります。
<内壁のリフォーム>
壁紙の張り替えを行う場合、防音性や機能性の高いものを選ぶと高額になります。費用は使用する壁紙の面積で計算する業者と、施工面積で計算する業者がいます。相場としては1㎡あたりおおよそ1,500円になりますが、安いものを使えば1,000円を切ることもあります。施工費用や壁紙の費用以外に廃材処分費が必要になります。
<床のリフォーム>
フローリングの張り替えは6畳でおおよそ10万~15万円が相場ですが、無垢材などを使うと20万円以上かかることもあります。工期は施工面積によって変わりますが、1~4日が目安となっています。畳からフローリングにリフォームする場合は、6畳で20万円前後が相場となります。
いかがでしょうか?古い家のリフォームは手間や時間がかかることが多いですが、日本家屋独特な持ち味を活かしつつ、自分好みの家にすることが出来ます。また最近ではDIYでリフォームする方も多いので自分で出来ない部分を業者に任せて、それ以外は自分でやってみるというのも面白いのではないでしょうか。もちろん京阪綾匠ではリフォームのアドバイスも行っております。こんな家にしたいという思いを叶えられるように親身になってご相談承りますのでぜひ一度お問合せください!
枚方 八幡 でリフォーム するなら京阪綾匠まで!
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