どうも京阪綾匠広報担当の小山です！寒さが少しマシになってきて、コロナも少し落ち着いてきて、すべてがいい方向に向かってほしいと願う今日この頃。。

さて今日は木造住宅の天敵、シロアリについて書いていきたいと思います。

シロアリからの被害が見つかってから、「駆除」をすれば良いと思っていませんか？
実はシロアリ対策の基本は「予防」です！
一度でもシロアリ被害に遭った木材は元の状態には戻りませんし、木材の持つ本来の力を発揮できなくなってしまいます。
もし、床下の土台や柱などを修繕するとなると、高額な工事費がかかることも。。見えないところまで侵食されているとすればさらに高額に。。。

シロアリ被害に遭う前に「予防」をすることをオススメします。シロアリが来ないように予防できれば被害に遭うことも、修繕費がかかることもありません。
少しの工夫をするだけで、シロアリを寄せ付けない環境にすることだってできるのです。シロアリ被害に遭わないように、少しでもシロアリから遠ざける為には、シロアリを寄せ付けない環境にする為には何ができるのか、今回は『自分で出来るシロアリの予防方法』をご紹介します。

■まずはシロアリの生態を知る
シロアリの予防方法を知る前に、まずはシロアリの生態を理解しておきましょう。生態を知ることで正しい予防へのヒントが見つかります。
まずシロアリが家屋へ浸入する「経路」について知っておきましょう。シロアリの侵入経路は主に２つあります。
【侵入経路１：蟻道を通しての地面からの侵入】
野外の切り株、杭、枯木、立木などから蟻道（ぎどう）と呼ばれる土の道を作り、その中を通り地面から侵入していきます。
【侵入経路２：羽アリによる侵入】
新しいコロニーをつくるため、ある時期になると、シロアリの巣から多数のシロアリが飛び出します。多くの場合、羽アリの大量発生を見て、シロアリの被害に気付きます。羽アリは羽を落として新たに巣を作るのですが、水を確保しやすい湿った場所を好んで巣をつくり、コロニーを拡大させていきます。

次はシロアリが生息していくのに必要な3つの条件です。
＜1.栄養となる餌＞
シロアリも生きていくために栄養源が必要です。シロアリは倒木や堆積した落枝、落ち葉だけではなく、さまざまな木質材料、木、本、畳などもエサにすることができます。家屋の周りに木材などが置いてあると、そこを餌場としてシロアリが集まってくることがあります。
＜2.水分＞
シロアリは乾燥に弱く、生存には液状の水が必要不可欠で、常に高い湿度に保たれている場所を好みます。家屋の中で、例えば風呂場や台所、洗面所、トイレなどの水周りや、乾燥しづらい家屋の北側、床下の湿っている部分（土台や束柱、大引きなどの建築材）を好みます。
＜3.適度な温度＞
シロアリには好む温度域があります。ヤマトシロアリは12～30°C、イエシロアリは17〜32°Cと言われています。好む温度域より高くなった場合は、地面に潜るなど、適度な場所に移動していきます。

シロアリの侵入経路にシロアリの餌を置いてしまうと、そこを通って侵入される可能性が高くなります。また、侵入したシロアリが生活場所としてしまうのは、そこがシロアリの好む環境になっている可能性が高いためです。シロアリが侵入しやすい条件、シロアリの生活場所になりやすい環境にしないことが、一番のシロアリ予防の対策となります。

■シロアリ被害の「予防」のポイントはココ！
一度シロアリの被害が発生してしまうと、その後に一般の方がご自身で対応することは難しいと言われています。だからこそ、シロアリ被害に遭う前に「シロアリが来ない環境を整える」ことが大切です。それでは予防のポイントをご紹介します。

●ポイント1：切り株や残った木材を置かない！
→木材はシロアリの大好物で、シロアリを呼び寄せていることになりますので、庭や外壁周り、車庫などにある木材はできるだけ撤去しておきましょう。

●ポイント2：庭にある土に触れる物に気を付ける！
→特に鉢植えなどは、土中からシロアリが這い上がってきやすいです。またトレリス（植物をからませる格子状のスクリーン）やウッドデッキは防腐や防蟻効果のあるものに取り換えるといいでしょう。

●ポイント3：水漏れや雨漏りがないかチェックしましょう！

→シロアリは水なしでは生きることができません。水漏れや雨漏り箇所は常にシロアリに水を与える場所となってしまうので、屋根や外壁で水漏れ、雨漏り箇所がないか日頃からチェックするようにしましょう。

●ポイント4：換気口の前に物を置かないようにしましょう！
換気口の前に物を置いてしまうと、床下の空気の流れが悪くなり、湿気がたまる原因となります。換気口周りをすっきりさせることで、床下に空気の動きを作ることができ、床下の湿度も下げることができます。

いかがでしたか？シロアリ被害に遭うと、かなり高額な修繕費がかかってしまうことがあります。ですので一番はシロアリを寄せ付けない、シロアリにとって美味しくない環境、すなわち雨漏りや木材を放置しない、綺麗な家に保つことが１番の対策ということですね。

もしも、シロアリの被害かな？と思った時は京阪綾匠までご相談ください！シロアリ駆除〜修繕まで全てお任せください！

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