屋根裏リフォームの基礎知識

京阪綾匠広報の小山です!本日は屋根裏リフォームの基本となるポイントをご紹介します。

一軒家でもっと収納できるスペースが欲しい、自分の趣味部屋が欲しいなど、そんな要望を屋根裏リフォームで叶えることができるかもしれません。そのために屋根裏リフォームのメリットデメリットも含めて知っておきましょう。

■屋根裏部屋をリフォームするメリット
屋根裏部屋は、天井の高さは一般的な部屋よりも低めですが、寝室や子ども部屋、趣味のお部屋として立派に活躍します。屋根裏部屋は生活から切り離れたプライベートな空間をつくることができます。
また、「増し床工事」で屋根を支える柱などを取り除けば、元の屋根裏空間より広くなるので、より活用の幅が広がるでしょう。屋根裏部屋の新設は、間取り変更して部屋を増やすリフォームよりも少額で済むケースが多いようです。
屋根裏部屋をリフォームするデメリット
屋根裏に「部屋」を設ける際にはいくつかの注意点があります。各要件をチェックしておかないと後から後悔してしまうこともあるので注意しましょう。

・屋根裏部屋が設置可能かを調べる
屋根裏の空間が狭すぎる、もしくは人が出入りできる天井高ではない場合、居室空間を設置でいないこともあります。事前に施工会社に現地調査を依頼して、設置可能かどうか調査しましょう。

・設置用途を明確にする
屋根裏の空間を収納にするか、部屋にするか用途を明確にしましょう。用途によって施工内容が異なるので費用も変わります。

・はしご位置と収納方法
屋根裏部屋へは基本的に「はしご」を使用します。その設置場所や収納場所をよく検討して、はしごを設置する部屋の使用方法に影響しないか確認しましょう。また、屋根裏を収納に活用する場合、はしごで物の出し入れ可能か、危険がないか、計画の時点で無理がないか確認することが大事です。

・採光の計画
基本的に屋根裏空間を活用する計画がない家には窓がありません。部屋として活用する際に、明かりは電灯のみで良いか、採光用の窓が必要かを検討しましょう。


・温湿度対策に注意
屋根裏は一番高いところにあり、屋根にあたった太陽光からの熱で、室温がかなり高くなります。また空気の流れが悪いと熱がこもりやすいという特徴があります。夏場は50度を超え、湿気も相まってサウナ状態になるので、断熱対策が必要不可欠です。屋根や壁に断熱工事を行い、窓ガラスには遮熱・断熱効果が高まる複層ガラスを取り付けることをおすすめします。また、収納スペースとして使う場合でも湿気には注意が必要です。屋根裏には湿気もたまりやすいので、カビや冬場の結露の心配も。換気用に壁に窓を設置するほか、エアコンや自然換気装置、換気扇などを取り付けましょう。

・増築扱いで固定資産税の対象になってしまう場合も
屋根裏は、「天井高が1.4m以下」、かつ「合計床面積が各階の合計面積の1/2以内」であれば、建築基準法において「小屋裏物置等」という扱いです。この基準を超えた空間をつくってしまうと、屋根裏のリフォームによる「増床」とみなされてしまいます。その結果、固定資産税や住宅保険料が高くなるので気をつけましょう。また自治体によっては「小屋裏物置等」に関して、屋根裏への昇降は「折り畳み式もしくは取り外し可能なはしごとする」、「配線を通してはいけない」など、細かな規定があります。屋根裏空間の用途、老後使用するときの安全性などを考慮し、施工会社と相談しながら、リフォーム計画を組みましょう。

■屋根裏リフォームの費用の目安
実際に屋根裏をリフォームする際にかかる費用も参考までにご紹介します。

収納、部屋、増し床の3パターンで施工費用を見てみましょう。
<収納をつくる>※約6畳程度

合計費用:約40万円~
・基本工事
天井を開口してはしごの取り付け:約10万円~15万円
床造作:約12万円(1畳あたり約2万円)
・その他工事
電灯・コンセント取り付け:約1万円~
換気扇の取り付け:約3万円~
開口部分への手すり取り付け:約2万円
床の強度が足りない場合の下地補強:約8万円~15万円
<部屋をつくる>※約6畳程度

合計費用: 約96~144万円
・基本工事
天井を開口してはしごの取り付け:約10万円~15万円
床造作:約12万円(1畳あたり約2万円)
・その他工事
電灯・コンセント取り付け:約1万円~
窓取り付け:約4万円~
開口部分への手すり取り付け:約2万円
断熱材の敷き込み・ボード張り:約50~80万円
換気扇の取り付け:約3万円~
クロス張り:約3.5~5万円
エアコンの取り付け:約7万円~
床の強度が足りない場合の下地補強:約8万円~15万円

<増し床工事で屋根裏空間を広げる>

合計予算額: 約10万~20万円
壁取り壊し・補強など:約5~10万円
床施工:約12万円(1畳あたり2万円)

また、固定階段を造作することも可能です。固定階段には10万〜20万ほどで設置が可能になります。

■屋根裏リフォームの工期
リフォームにかかる工期は以下になります。
・収納をつくる場合:2~3日程度
・部屋をつくる場合:5~10日程度
・増し床工事:1〜2日程度
家の構造や、場所によっても変わります。また、断熱工事が加わったりすると工期はもう少しかかります。ご自身のリフォームのイメージを伝えて、業者にどれぐらい工期がかかるか聞いてみましょう。

屋根裏リフォームをご検討の方はぜひ京阪綾匠までご相談ください!丁寧にアドバイスをさせていただきます!

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