土間リフォームのメリット・デメリット

どうも京阪綾匠広報担当の小山です!花粉症には辛い季節がやってきました。。さて本日は玄関土間のリフォームについてご紹介したいと思います。

そもそも土間とは外と地続きでつながっている、玄関と居室の間に位置する空間のことを指します。土足で歩くことができる土間は、雨天時に農具や漁具を手入れする作業場、かまどや調理台で炊事する台所、もしくは来客時に家主が対応する玄関などを兼ねるフレキシブルな空間でした。しかし明治以降は土間は玄関の一部へと姿を変えていきます。
一方、現代の「土間」は、タイル張りやモルタル仕上げなど、2~3畳ほどのおしゃれな空間へと進化しています。戸建だけでなくマンションにも取り入れられ、インナーガレージのように外に置くものを保管できる収納機能や、趣味の作業場として活用されるケースも多くなっています。

●土間のメリット
まず土間のメリットに挙げられるのはおしゃれになり、玄関の空間が広がれば、すっきりと見えるだけでなく、玄関全体が明るく見えます。靴や自転車もゆとりをもって、ディスプレイのように見せながら収納できるのも魅力です。
・玄関土間にすれば、来客が多いときも対応できる
玄関横に土間スペースを確保すると、来客が多いときでも靴の置き場に困りません。小さな子どもがいる家庭では、荷物をもっていても、ゆとりをもって子どもの準備に対応できます。
・収納機能をつけた土間で収納力アップ
自転車、ベビーカー、アウトドアグッズなど、家の中に入れたくないが外にも出しておきたくないものの収納、保管に土間は便利です。またウォークインクローゼットのように土間を設けると、靴や傘のほかにもコートや帽子など、外に出るときに身に着けるものをまとめて収納できます。
・多少汚しても問題ないスペースに
土間を仕事・趣味の作業スペースとして活用することもできます。拡張性が高い空間なので、そのときのライフスタイルに合わせて棚を増設したり、家具を入れたり、趣味の道具などを保管できる空間としても活用し、DIYやガーデニングなど汚れが気になる趣味も土間での作業だったら、掃除もしやすく、作業途中で切り上げても家族の目線も気になりません。
●土間のデメリット
・冬場は底冷えする可能性も
玄関と地続きの土間は、冬場になると底冷えします。物置として活用する場合は、土間と居室スペースの間にドアや間仕切りを設置して外気が居室スペースに入らないようにしましょう。
・居室スペースが小さくなる
土間は居室スペースの一部を活用して設けるため、土間の分だけ、ほかのスペースが小さくなります。土間を設ける際には、住居全体の空間づくりも併せて考えると良いでしょう。


■土間の素材
かつて土間の床は、床板を張らずに土の地面のまま、もしくは消石灰を加えて土を固めた三和土(たたき)で仕上げていましたが、現代の土間にはさまざまな床材が使用されています。床材によっても見栄えや機能性が異なるので、メリット・デメリット含めてチェックしましょう。
●タイルの土間
カラーや模様など組み合わせ方次第で空間にアクセントを加えられるタイル張り。バリエーションが豊富なため、イメージに合った土間をつくることができますが、こだわりすぎるとコストがかかってしまいますので注意が必要です。
メリット:耐久性が良い、傷がつきにくい、雨染みで変色しない(素焼きタイルの場合は泥汚れや水分を吸い込み、汚れが目立ちやすい)
デメリット:クッション性がない、目地が汚れやすい、費用がかかる場合がある
施工費用相場:タイル代+施工費用=約4,500~5,000円/1m2
●モルタルの土間
セメントと砂を合わせた「モルタル」の土間は、インダストリアルやモダン系のデザインがお好みの方におすすめです。仕上げ方で印象は異なりますが、均一な表面に仕上げると掃除やメンテナンスがしやすくなります。素材が硬く、扉の開け閉めや歩く音などが響きやすいので注意が必要です。
メリット:コストを抑えられる、掃除が楽、蓄熱性が良い
デメリット:冬場は寒い、ひび割れがしやすい、音が響きやすい、クッション性がない
施工費用相場:モルタル材料費+施工費用=約2,000円~5,000円/1m2
●コンクリートの土間
モルタルに砂利をプラスしたコンクリートは、モルタルよりもひび割れしにくい素材です。蓄熱性が高いので、土間を作業場として使う場合は床暖房と組み合わせると効率よく空間を温めることができます。もしくは日当たりが良い場所であれば、冬でも日中に熱を蓄えて、夜に長く放熱するので省エネになることもあります。
メリット:掃除が楽、蓄熱性が良い
デメリット:冬場は寒い、ひび割れがしやすい、音が響きやすい、クッション性がない
施工費用相場:コンクリート材料費+施工費用=約6,500円〜15,000円/1m2
●大理石・御影石の土間
大理石・御影石といった天然の石を用いると、高級感のある仕上がりになります。しかし大理石は水分を吸収してシミになりやすく、酸に弱いため、そのままでは扱いが大変です。そのため、土間の床に用いる際は、石を砕いてから樹脂で固めて貼り付ける「半人造大理石床材」を使用します。御影石は雨風に強く大理石よりも扱いやすい素材ですが、高級品で、酸で白く変色してしまう場合もあるため、扱いに辛い部分があります。
メリット:夏場はひんやりと涼しい、高級感のある見た目
デメリット:冬場は冷たい、コストが高い、手入れが必要
施工費用相場:床材費用+施工費用=約18,000円〜20,000円/1平方メートル

■玄関土間のリフォームの相場
リノベーションで土間を設ける際、まずどういった目的でつくるかを考えましょう。それによって床材の選び方や必要面積、間取りの変更方法が変わります。一般的に玄関に土間を新たに設ける場合は、拡張工事が伴うので約50万~100万円ほどの予算を見ておいたほうが良いでしょう。施工期間は業者との打合せから工事完了まで、おおよそ1ヶ月半ぐらいかかると考えておきましょう。工事自体は1~2週間程度です。
最近ではマンションでも玄関を土間にリフォームする方が増えています。土間があれば自転車やベビーカーを置く場所にも困りません。

京阪綾匠では土間リフォームのご相談も承っております。ご検討の方は一度お問い合わせください!

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