戸建てリフォームの知っておくべき基礎知識

京阪綾匠広報の小山です!暖かい日と寒い日の差が激しい今日この頃、体調管理にはお気をつけください。さて本日は戸建てのリフォームをする前に知っておくべき基礎知識をご紹介します。リフォームをご検討の方はぜひ参考にしてみてください。

まず戸建ての場合はリフォームと建て替えという選択肢があります。どちらがいいかは条件によりますので、事例も交えつつどちらがいいかご判断してください。

■戸建てリフォームのメリット

●建築基準法の建ぺい率・容積率の規制が建築当時より厳しくなっていた場合は、建て替えした時に家が小さくなる可能性があります。
その点リフォームなら、広さはそのままで内部を一新できます。

●リフォームならキッチンのみ、リビングのみ、など部分的かつ、段階的に工事が可能です。
 工期も短期間で完成し、引越しや仮住まいのわずらわしさもありません。
●建て替えより安くできることが多い。

■建て替えをした方がいいケース

●地盤が悪く家屋が傾いている場合。
●家の柱などがシロアリに侵食されている場合。
●昭和40年代以前に建てられた家の場合。

●リフォームがほぼ全面改修となり、建て替えの費用と変わらない場合
ただし、建築中の仮住まいや引越し費用がかかる点には注意。

■戸建てリフォームのできる部分とできない部分

1、屋根・外壁の変更
防火・準防火地域内の建物は耐火構造にしなければならない場合があります。また建物が風致地区内に建っている場合は、色彩などの基準が定められているので、確認が必要です。
2、エクステリアの変更
建築協定区域内に建つ建物の場合は、その定められた基準に沿ったリフォームをしなければいけません。
3、玄関ドアの交換
防火・準防火地域内の建物で、延焼のおそれのある部分のドアは防火戸にしなければならないので、注意が必要です。
4、窓の交換・新設
耐力壁の場合、窓を大きくしたり新しく窓を設けることは難しいです。それ以外の壁であれば可能です。
防火・準防火地域内の建物の場合、延焼のおそれのある部分は網入りガラスにする必要があります。
5、吹き抜け・トップライト
吹き抜けやトップライトは、屋根や建物の強度に支障がない範囲でつくる事ができます。建物の構造によってはできない場合もありますので確認が必要です。
6、増改築
定められた建ぺい率、容積率、高さ制限などの条件があり、建築確認が必要な場合があるので注意が必要です。
7、屋根裏収納
屋根裏収納は、天井高1.4m以下で広さが2階の床面積の2分の1以下であればつくることができます。
8、水廻りのリフォーム
戸建て住宅の場合は比較的自由な水廻りのリフォームが可能です。
どんな機器を選ぶかでかなり費用に差がでるので、デザインや機能をよく検討して計画しましょう。
9、間取り変更や内装リフォーム
火気を使用する部屋の内装は、定められた不燃材を使用する必要があります。内装に使用する資材はシックハウスに配慮した建材を選ばれることをおすすめします。また間取り変更については問題ないケースがほとんどですが、構造的に問題がないか業者に確認をしてもらいましょう。

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